時計修理事例 未分類

変色したカルティエ・マストタンクの研磨・再メッキ加工

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カルティエのマストタンク ヴェルメイユです。このマストタンク ヴェルメイユの裏蓋には「925」そして「PLAQUE OR G 20M」という表記があります。これはシルバー925に20ミクロンの金を貼り付けた、ということを意味します。昔はセイコーの時計などもこの「金張り」を施していましたが、とても手間がかかるのと、最近はメッキ技術が良くなったので金メッキのものばかりになりました。なんとなく金張りの方が金の層が厚い感じがしますが、メッキでも厚メッキになると30ミクロンあるので金張りのメリットがなくなってきました。
しかし、この手間ひまを掛けたカルティエの金張りはしばらく使わずにいると黒く変色するという欠点があります。

カルティエ変色

ではこの変色したカルティエのマストタンク ヴェルメイユを綺麗にしていきましょう!
まずは分解です。裏蓋の2カ所の小さなネジを外すと、このように簡単に分解する事ができます。通常は機械から竜頭を引き抜いて機械を取り出すのですが、このカルティエは竜頭を付けたまま機械を外せるので楽です。さらに本体からはガラスも外します。

カルティエ分解

本体の変色を落とすのには、銀のアクセサリーの変色落としの薬液で洗えばいいのですが、今回は二度と変色しないように再メッキを掛けるので、細かい擦り傷、打ち傷を落とすために研磨をします。

カルティエ研磨

これが本体を研磨した状態です。傷一つない鏡のようになりました。裏蓋は幸いに目立つ傷がなかったので、弱いヘアラインだけを入れ、刻印に影響を与えないようにしました。もちろん裏蓋も再メッキをします。

カルティエ仕上がり後

再メッキをして完成したのがこの画像です。最初の画像と比べて色の変色だけでなく細かい傷もすべて取れているのが分かると思います。

 

 

 

 

 

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