時計修理事例

セイコークレドールのステンレスのパーツ作り

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お客様からご依頼の修理です。ベルトの中のピンが錆びてパーツが欠落しています。

ベルト調整をした際に外したコマが保管してないとのことで、メーカーに問い合わせたところ、ベルト部品の在庫がなくなっているので修理不能とのこと。

日本中の時計店ではメーカーで修理不能のためにご返却・・・ということになるのですが、当店ではステンレスから削り出して部品の製作をやってみました。

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部品が欠落してステンレスのピンも欠落した態です。

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拡大すると端の鏡面のパーツがないのがわかります。

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端のパーツは2本のピンで留まっているのですがネジの部分が錆びでパーツが落ちたようです。

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無くなったパーツの寸法を確認しながらステンレスを削り込んでいきます。

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ヤスリで削りながら大まかな形を作っていきます。

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縦・横の寸法を正確に合わせていきます。

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曲面のカーブなどをよく観察します。

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カーブなどの形状を合わせ、バフをかけてピカピカの鏡面仕上げにします。

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糸鋸で厚みを確認して切断します。

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ベルトに乗せてみるとこんな感じ!完璧なステンレスのパーツが出来上がりました。この後、パーツの裏側にもう一つの貫通しない穴を開けます。

また本体側の錆びたネジも除去しなくてはなりません。これも手間のかかるやっかいな作業です。

修理料金はこのステンレス製の部品製作・ステンレスのピン製作・錆びたネジの撤去とネジ合わせなど合計で8、000円+消費税になります。

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