時計修理事例

タグ・ホイヤーS/el(セル)のメッキ剥がれ

更新日:

タグ・ホイヤーの修理で県外からお問い合わせがありました。以前にこのブログで紹介したタグ・ホイヤーの修理の記事を見られてのお電話でした。

タグ・ホイヤーS/el(セル)セルのコンビのベルトの場合、全てのコマをバラバラにしてからの半分を金メッキ、半分をヘアライン仕上げ、それから組み立てと、なかなか手間が掛かかります。さらにうまくバラさないとコマが緩んでしまうので、あまり引き受けたくない修理なんです。しかしお電話の方がとても人の好さそうな好感の持てる方だったので、引き受けてしまいました(笑)

修理品を送っていただき拝見すると、ベルトのメッキは酷いものですが、幸いに時計本体はベゼルも綺麗で大きな打ち傷もありませんでした。ベルトさえ仕上げればとても綺麗になると思われたので、修理することをお勧めし作業に入りました。

まずベルトを外してバフモーターでベルトを研磨をしていきます。粗目で細かい打ち傷を落とし、仕上げ用のバフでピカピカに仕上げます。次にこれを全てバラバラに分解し、金メッキの部分はメッキを施し、銀色の部分は艶消しのヘアライン仕上げを施します。出来上がったコマを交互に組み立てていき完成させます。時計本体はマスキングをし、ヘアラインでケースの小傷を取りながら仕上げていきます。ベゼルも艶出しを施し、組み上げたベルトを取り付けて完成です。見違えるほど綺麗になりました。

時計本体は綺麗なのにベルトのメッキ剥がれが醜い状態です。

金色のメッキの剥がれが酷い状態です。

バフ仕上げでこんなにピカピカになります。

半分を18金メッキにし、半分はヘアライン仕上げで艶消しにします。

完成したタグ・ホイヤーS/elです。とても美しい時計に生まれ変わりました。

-時計修理事例
-, , ,

Copyright© , 2020 All Rights Reserved Powered by STINGER.