時計修理事例

フランクミュラーのベルト修理

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フランクミュラーのベルトの修理依頼です。時計のベルトは様々な仕組みのピンでコマを留めて成り立っています。しかし、長年使い続けているとコマの動きによる摩耗でピンが抜けてしまうことが多々あります。
最近のメーカーは部品を全国の修理職人に供給しない傾向にあります。たった1本の専用ピンの為にメーカー送りをしなければならず、高額な修理代が掛かってしまうことさえあります。

今回は緩くなってしまったベルトのピンを再生させる、当店が考え出した工夫です。当店は宝飾品の修理も行いますのでロー付けという溶接が出来ます。そこで緩くなってしまったベルトのピンの先端に銀の破片を乗せて可燃し溶かします(ロー付け作業)。そして溶けて丸く太った先端をリューターで削りながら、コマの穴よりも少し大きめに削ります。あとはコマを組んで傷つけないようにハンマーでたたいて一気にピンを穴の中に入れて固定させます。これでしっかりとコマを止めることが出来ます。

ピンの先端に銀の破片を乗せる。

銀のロー付けを終え、リューターで削った先端はピカピカ。

コマの組み方はこんな感じです。

しっかりと固定出来ました。

完成です。

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