時計修理事例

カルティエ・タンクの電池交換

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カルティエ・タンクの電池交換です。

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時計ケースと裏蓋の隙間を毛ブラシで擦って隙間に入り込んでいる汚れ(ホコリと汗が合体したもの)を十分に取り去ってから、裏蓋をそっと開けます。開けた後も時計ケースと裏蓋が接していた部分には汚れが残っているので「ロデコ」という練りゴムのような吸着剤で丁寧に汚れを取り去ります。
そして電池を注意深くそっと取り出します。電池を取り出してからいつも注視するのは電池ボックス内に漏液跡がないか?です。このカルティエの場合は緑色の物体?が見えます。これは電池が漏液して金属部分を錆させた証拠です。

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電池が切れて動かなくなった時計を何年も放置しておくとこのような状態になります。時計にとっては致命傷になってしまうこともあります。この錆や液が乾いた粉末が時計の内部を移動して歯車に付着してしまうとオーバーホールをしないと動かなくなってしまいます。
この時計の場合はロデコを使って緑色の錆の粉末が他に飛ばないように慎重に取り除きます。下の写真のように痕跡は残りますがとても綺麗にすることが出来ました。

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取り出した電池は間違いなく無くなっているかのチェックする為に電圧を計ります。腕時計に使用するボタン電池の電圧は1.55Vですが、取り出した電池の電圧は0.39Vしかありません。

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では新たに入れる新しい電池の電圧を計ってみると・・・1.59Vあります。十分に電圧があることを確認して電池を組み込みます。(当店が使用する電池はSONY、SEIKO、muRataの日本製の電池です)

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そして裏蓋を閉める前に最終のチェックです。内部にホコリなどが残っていないかを確認します。写真では見えにくいですが白い〇でマークをした位置にホコリがあります。

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これをロデコで丁寧に取り去ります。運が悪ければこのホコリが歯車に噛んでしまうと動かなくなる可能性がありますからね。ホコリが全て取り去られて綺麗になりました。

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その後、ゴムパッキンに防水性を高めるシリコングリスを塗布して裏蓋をしっかり占めて電池交換の作業を終えます。

作業内容 : カルティエ電池交換(送料込みパック)
修理費用 : 4,400円(税込)
※往復の送料は無料です。

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